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カタカナ語を多用すれば頭悪そうな内容でも頭よく聞こえる説

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小池都知事が所信表明をした際に、多くのカタカナ言葉が使われ話題となりました。

小池さんは、カイロ大卒で英語やアラビア語が堪能だということで、そういった言い回しを使ってしまうのはそういった背景があるのかなとは思うのですが、それにしてもなかなか難しい言葉が多かったですよね。

 

小池都知事が所信表明で使った言葉たち

都民ファーストブラックボックス、セーフシティ、ダイバーシティ、スマートシティ、リデュース、リユース、リサイクル、ホイッスルブロワー、アンシャンレジーム、パラダイムシフト、ワイズスペンディングサステイナブルアカウンタビリティー、ディストリビュート、オーソライズ、ウィズドロウ、オルタナティブフィンテック、インベストメント、ワーカブル

 

多い…。

 

 

わざわざカタカナ語を使わなくてもいいようなものも普通にありますね。しかし、初めて聞くような言葉も多いです…。勉強不足ですかね?

 

こういう風に、難しい言葉を並べて話すと、きっとすごい話なのだろうという風に思っちゃいそうじゃないですか?

(分からないですけど)小池さんはそういう狙いがあったのではないかなと思ってしまいます。ちなみにこれを知性化といいます。

ちせいか【知性化】

自我の防衛機制の一。知的な言葉を用いて説明したり議論したりすることで強い感情に直面することを避け衝動② を統制すること。

引用:知性化(ちせいか)とは - コトバンク

 

難解な言葉を多用し、他人から頭が悪いと馬鹿にされたりするのを避けることが目的です。これは一種の防衛機能であると言われてますが、ここでは説明を割愛します。

 

 

頭悪そうな内容を知的に変換できるのか?

では、本題です。カタカナ語を乱用することで頭の悪そうな文章でも、「え?これ、小池都知事が言った言葉?」ってなるような文章になるかどうか検証していきます。

 

まずは変換する文章を考えます。

「秩序の欠けた過激なこと言う政府なんかいらねーとか当たり前のことだと思ってた。でも実はそれは皮肉なんだって気づいてハッとしたよ。」

 

変換しやすそうな言葉を選んでから文章を作ったので、変な文章だし、そんな頭悪い文章にはなりませんでした。ごめんなさい。難しかったです。

(そもそも頭悪そうな文章が難しかったです。いい文章考えたら書き直します。)

 

 

 

これをカタカナ語を多用した文章に変換すると…

「ロゴスの欠如したラディカルなことを言う政府はいらないというアナーキズムアプリオリなものだと考えていた。しかし、実はそのオピニオンはアイロニーだったのだと気づいてカタルシスを感じた。」

 

 

はい、カタカナ語連発文章の完成です。こっちのほうがよっぽど頭悪そうな文章ですね。

 カタカナ語の連発は普通にダメですね、非スマート。

 

こんなサイトがありました

少し前に話題になった、意識高い系社長の挨拶です。読んでも内容は全く頭に入ってこないですね…

 

カタカナ語多すぎ!(笑) 意識高い系社長の挨拶文、意味が分からなすぎて話題 | 笑うメディア クレイジー

 

このサイトを以前見た記憶があるのですが、見たことを完全に忘れてました。

これが今回の記事を書く際にあたって、「今回はこのネタにしよう」と思ったきっかけになったのだと思います。

 

 

これ知性化の最たるものだと思います。

この文章はネタではなく本気で書いているのでしょうか…?ちょっとわかりかねますが、こんなにカタカナ語を連発した文章を書けるのはある意味才能??

 

難しい言葉を並べただけの文章ってなんだか浅い文章に見えますよね〜

こんな文章を本気で書く人が上に立っているのは正直僕はゾッとします。

 

 

結局、使う言葉でどんなに着飾っても、内容がそれに伴わなければ賢そうには聞こえないし、そもそも使いすぎてもダメだとわかりましたね。

(検証するまでもなくわかってたって?笑)